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今後どう変化する!?新卒採用において重視されるインターンシップ・1day仕事体験期の在り方

2023卒向けの新卒採用活動が本格化している中、2024卒向けのインターンシップ・1day仕事体験に向けた主要情報サイトが6月1日(※一部4月上旬より掲載)にオープンしました。
主要情報サイトへ掲載する社数の増加やダイレクトリクルーティングサービス、マッチングイベントへの参加など企業の積極的なアクションに併せて、学生側のエントリーアクションも早期化の傾向が見られています。
企業側は早期から企業認知を高め「多くの学生と接触したい」、学生も早期から様々な業界・企業を知り「自分にあった業界・企業を見極めたい」こうした双方の想いは自然の流れなのかもしれません。
こうした活動の結果、内定者にインターンシップ参加者がいた企業の割合は81.2%、
一方、インターンシップ参加企業に入社する学生の割合も65.0%となっています。

 


新卒採用において重視されるインターンシップ・1day仕事体験期ですが、
2022年6月13日に関係省庁がインターンシップをはじめとする学生のキャリア形成支援に係る取り組みを、2025卒の対象にあたる現大学2年生より改正することを発表しました。

これまでよりも本質的な就業体験をすることで、その分野への関心度や学生自らが「その仕事の遂行能力を備え持っているか」を見極められる機会にすることを目的とする一方で、
企業セミナーやイベントなども業界や「働く」を知るといったキャリア形成の一部と踏まえ、
「学生のキャリア形成支援に係る産学連携の取り組み」が4つの類型に整理されました。

タイプ1:オープンカンパニー
タイプ2:キャリア教育
タイプ3:汎用的能力・専門活用型インターシップ
タイプ4:高度専門型インターシップ

 

この度の改正では、このうちタイプ3(汎用的能力・専門活用型インターシップ)とタイプ4(高度専門型インターシップ)がインターンシップとみなされることになり、この基準に準拠するインターンシップで得られた学生情報については、2025卒の対象にあたる現大学2年生から、その情報を採用活動開始後に活用可能となりました。


これまでは企業・学生が早期にお互いを知る機会にもなり得ていたインターンシップ期間が、より「学生のキャリア形成支援」と位置づけられるよう改正されていくため、インターンシップ期の在り方が変貌し、これまで以上に重要な期間となっていくと思われます。

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