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販売・サービス業界において
売上アップやサービスの向上を目標に置いたとき、
「働くスタッフを増員しないと店舗がまわらない。」
このように考える企業様は多いと思います。
そのとき真っ先に思い浮かぶのが、「求人媒体への掲載」です。
もちろん、これは正しい判断です。
しかし昨今の求人環境では、ほしい人材を獲得するために
当初の想定以上に費用や時間を費やしてしまうケースが非常に増えています。
採用したい人数が多いほど、より費用・期間がかかるものです。
そこで今回は、弊社のお取引先の中から、全国に約20店舗の
PC・PC関連商品の販売店を運営する企業様の求人への取り組みを
紹介させていただきます。
2019年末、この企業様では、年末商戦期やWindows7のサービス終了に伴う
PCの買い替えなどが重なり、販売スタッフの店舗への配置採用人数が一気に増えました。
1年間の求人費用は約1000万円規模。
特に店舗の販売スタッフは、人数が必要でありながら応募が少なく、
求人費用の割合を多く占めていました。
何年にも渡り複数の求人媒体を活用していることから、
募集職種に最適な媒体は把握していましたが、
それでも商戦期に間に合うか不安な状況でした。
そこで次の募集では、有効媒体の活用に加え新たな応募経路を作り、
新たな求職者層からの応募を獲得することを提案し、進めることになりました。
新しい応募経路とは、GoogleやYahoo!を使ったリスティング広告や
リマーケティング広告などを求人で利用する手法です。
販売促進の世界ではスタンダードな手法といえます。
嬉しいことに、業界では店舗名や自社商品が知られているお客様でしたので、
普段からインターネットを利用する際の検索キーワードとして、
店舗名や商品名、商品が活躍するフィールドなどを入力したカスタマーに向けて
求人サイトにリンクする広告を仕掛ける手法をとりました。
ターゲット設定の王道は、「職種名+求人」「業界+採用」といった
求人関連のキーワードで応募を募ることですが、このときは
「この商品を売ることに関われる!」「このお店で求人が出ている!」といった
動機形成も同時に狙うため、商品名や店舗名で検索した求職者にも
広告が表示されるようにしました。
その結果、このWeb広告では1万7000円台で1応募という結果を出すことができました。
媒体での1応募あたりの平均額が1万5000円~2万円であることを考慮すると、
Web広告は第2の採用手法として確立されたと言えるでしょう。
営業として、今後は商品力(ハード面)だけに頼らず修理部門(ソフト面)をも強化し、
新しい売上の柱を立てたいという考えも出てきています。そして、次の
増員計画にもお役に立てられるよう、と日々奮闘しています。
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