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2022.11.18

【新卒採用】内定率の推移は早期化傾向の一方で、高まる内定辞退率!辞退率改善に向け目を向けるポイントは?

10月に入り内定式を実施する企業もある中、2023卒向けの新卒採用活動も最終期になってきました。

2023卒の大卒求人倍率1.58倍という環境下の中、多くの企業が就職サイト、ダイレクトリクルーティングサービス、マッチングイベント、SNS広告など多彩な広報手段をもって認知形成を図り、自社に相応しい学生を一人でも会社説明会~選考、そして内定・承諾へと導きたいと考えた企業は多かったと思います。

そして、インターンシップ期からの企業・学生の活動並びに接点数強化も高まり、内定率の推移も一段と早期化が見られました。


こうした中で、2023年卒の内定辞退率は途中経過ではありますが、2022年卒よりも高まりを見せました。それもそのはず就職みらい研究所の調査によると、大学生のうち内定取得企業を2社以上もっている学生の割合は64.4%にのぼります。そして、この割合は年々増加傾向にある、こうした状況ですので、企業側にたって考えると学生を承諾に結び付けることは容易なことではありません。

承諾率を高めていくためのポイントは何か?

ひとつ興味深いデータがあります。「企業が提供した情報と学生が知ることができた情報」

をご覧ください。企業はいずれの項目でも高い割合で情報提供をしています。多くの企業が新型コロナ禍でもありオンラインを活用するなどして、学生に自社を知ってもらいたいと多大なる努めをしています。この一方で、学生が知ることができたという回答は、学生ごとに知りたい項目にバラつきがあることに加え、知ることができた情報の割合も提供する側の企業と差があることがわかります。


この差をいかに埋めていくのか。企業と学生双方がいかに相互理解を図っていくのか、

こうしたポイントが非常に重要だと思います。そのため、企業側は自社の事業、特徴・強みなどを学生に伝えるだけではなく、より入社後のリアルをイメージできるよう学生と関わっていくことが必要になってきていると思います。そして、こうした関わり合いの中で、

学生のこれまでの生き方や考え方、そして活動してきたことに理解、共感を示すことで、

「こちらの企業は私のことをきちんと見てくれる、理解してくれる」という気持ちが芽生え、親近感をもった企業の見方、接点をもちはじめるでしょう。

「相互理解」をキーワードとしたこうした関わり合いが、学生の気持ちを動かし、学生自身が一歩踏み出すことができるのではないでしょうか。

こうしたポイントを踏まえながら採用活動をすることで、きっと選ばれる企業になるのではないかと感じています。

 

 

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