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せっかく獲得した応募。ここから面接動員につなげるポイントとは?

採用担当者の皆様。
求人媒体への掲載やオウンドメディア運用で応募を獲得したにも関わらず、面接まで進まないといった悩みをお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
「選考対象者に連絡が取れなくなり、面接を設定できる割合が50%を割ってしまった」などの相談や、諦めの声を聞くことも最近増えています。
そこでここでは、すぐに実践できる『面接動員アップ』の手法について共有致します。

ここ数年、採用代行業者などによる面接動員対策や、LINEなどのSNSを活用した動員改善などの手法も増えていますが、導入・ランニングコストを要する手法となるため、ここでは割愛します。
※上記についてのお問い合わせもお気軽にご相談ください。


■面接動員までの対策


応募をしたにも関わらず、企業からの連絡に対して応募者はなぜ返信をしないのか。

その原因は、転職・アルバイト求職者ともに複数企業へ応募アクションを行っており、早く面接を設定した企業から選考に入ることで他社への応募を辞退する、というケースが多いことにあります。

統計データによると、転職者で平均8社強、アルバイトでも約半数の求職者が複数企業への応募アクションを行っています。

そのため、応募から面接案内までのリードタイムが長くなるほど、応募者への接続率は悪化します。対策としては、応募者を獲得する前に面接可能日の設定・担当者の応募者対応時間のタスク整理(場合により担当不在時の代理担当を設定する)などにより、初動となる応募者への連絡を、応募から24時間以内に行うことが重要です。

求人媒体の多くにはWEB応募時の自動返信メール機能があるため、サンクスメール内に選考プロセスと連絡手段(どのメールアドレス・電話番号から連絡するか)を記載することで、応募者側での選考連絡の見落としや選考ロスを改善できます。

応募社の属性によっては、つながりやすい時間帯や曜日などもあり、それを踏まえた連絡対応も有効です。


【時間軸】
属性ごとの応募比率が伸びる時間帯です。同時に応募連絡がつきやすい時間帯とも考えられます。
「高校生・大学生」16~18時
「主婦・主夫」早朝以前・夕方以降以外の10~16時
「会社員」12時台など昼休憩の時間帯


【曜日軸】
学生などの若年層は、土日祝に応募アクションを行うケースも多くあります。
※営業時間外の企業様には、応募から面接案内まで2~3営業日を要してしまいます。


■面接設定時・面接時の対策


面接を設定したにも関わらず、当日になって来社がないというケースも発生します。
設定日から実施日までの期間が空いているならば、前日のリマインド連絡や求職活動に変化がないかなどの確認を入れるといった対策も必要です。工数は増えてしまいますが、確保した面接時間のロスを改善できます。
当日に来社がない原因としては、面接を設定した応募者のモチベーションが高くなく、直前で参加意欲をなくしていることが想定されます。
そこで、事前のコミュニケーションによって応募者のモチベーションを上げる工夫が必要となります。面接マニュアル整備や面接官研修を実施することにより、機械的な態度や横柄ととられないための肯定的なコミュニケーション対策をすることも重要です。

その他、応募者の家から面接場所までが遠距離である場合は、WEB面接を導入するなどの対策も重要です。対面面接・WEB面接の選択制にすることで、応募者の面接へのハードルを下げることができます。


このように、面接動員数の改善によって企業側の採用効率・コストは大きく改善されます。求職者にとっては就業機会を得られ、企業側は現場への人材登用の早期化による業績拡大につながる、という相互利益のある取り組みです。
採用成功に向けて、参考にしていただければ幸いです。

 

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