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20代求職者を獲得するためには?求職者のリアルを追ってみた。

20代の若手人材が集まらない!」という問題を抱えていませんか?
 

求人広告を中心としたサービスに加え、現在では人材紹介サービスにも力を入れている弊社から、「20代の求職者は何がきっかけで転職を希望するのか」「仕事選びの注目ポイントはなにか」についてお伝えします。
 


データから見る「転職検討理由」と「仕事選びの注目ポイント」


まず、転職を検討する理由について調べました。
 

1位 キャリアチェンジのため 14%
2位 スキルアップのため 11%
3位 コロナの影響により将来が不安になったため 9%
4位 待遇面の不満(元々の条件との違い) 7%
5位 ワークライフバランス 6%

MHA求職者担当調べ
 

仕事は実際にやってみなければわからないもの。
新卒で就いた仕事・入社した企業や部署で自身の適職とのギャップを感じ、仕事そのものを選び直したい(キャリアチェンジしたい)と検討している方が多いようです

 

次に、「仕事選びの注目ポイント」について調査しました。

前出の通り、自身の考える適職をイメージして「前職と異なる仕事」を選ぼうとする点が、20代の若手転職の一つの傾向かもしれません。
同時に、その仕事への経験が無いことは応募者心理としても不安材料となるため、「未経験歓迎の仕事である」という募集要件に着目していることも分かります。

 

弊社の中途採用入社者へ、転職活動の決め手について聞いてみた


上記データを保管する意味で、今年弊社に中途入社した20代若手社員に定性面でヒアリングしました。

① 20代前半 女性 (サービス業)
(転職検討理由)
きっかけは、コロナでの事業縮小による給与減少と長時間勤務。同業界はどこも同じような状況であることが想定されたため、このタイミングで異業界も視野に大幅なキャリアチェンジを検討した。
(着目した条件)
・未経験可であること
・前職よりワークライフバランスが整えられる環境、年間休日数120日以上
・やりがいを持って働ける仕事
(弊社入社の決め手)
未経験であることを前提に、業界の仕組みや仕事の内容を丁寧に説明するスタイルの面接であり、経験よりもポテンシャルを見る面接で自身と向き合ってくれたため安心感があった。

 

②20代前半 女性 (製造業)
(転職検討理由)
新卒での就職活動時の印象に比べ、スキルアップ機会が少ない。かつ、待遇面の上昇余地が少ない。
(着目した条件)
未経験可の募集であること。
(弊社入社の決め手)
未経験でもできる仕事内容であり、教育体制があることの説明を聞くことができた。また面接段階で「選考選別」だけでなく「採用意欲」を示してくれた。
 

以上の定性情報から、大幅なキャリアチェンジを考える20代応募者に対しては「未経験でも安心して応募してよい」ことをきちんと募集条件として明示し、面接等のあらゆる段階でも改めて認識してもらうことで、安心感を醸成することが大事なようです。

 

最後に


人材募集の際に、「若手が欲しい」かつ「なるべく経験を持った方」というご希望を持たれることは理解できます。
一方で、上記で見たとおり20代求職者の半数が現職からの転換=大きなキャリアチェンジを考えるケースが多いと思われ、その際の安心材料の提示が優秀な若手を引きつける重要なポイントとなりそうです。
「未経験可」を少々オーバーに伝えることにより、少しの経験を持っている応募者がより安心して応募できるという効果もあるかもしれません。
「20代の若手人材が集まらない!」という課題への一つの打ち手として、ぜひご検討ください。
 
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